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2009.12.11 錦織圭インタビュー ~怪我の克服、そしてこれから~(4) 錦織圭インタビュー ■杉山愛選手の引退に思うこと

Q:杉山愛選手が引退されましたね。

錦織:本当にお疲れ様っていう感じです。昔からアドバイスをいただいたことがすごくたくさんあって、全仏オープンのジュニアダブルスで優勝した時からお世話になっていました。これからもまだまだアドバイスを受けることはたくさんあると思います。これからも、また助けてもらえたらいいなと思います。

Q:休んでいる間に受けた言葉やメッセージはありますか?

錦織:トレーニングのメニューだったり、どうやってやるかなどを教えてもらいました。あれだけ怪我をしてないでプレーしている方なので、すごく信頼しています。
理解するのにちょっと難しいところももちろんあるんですけど、そこが重要だと思うし、自分にないところだと思います。なんとか勉強して、何回も言われないと分からないので。でも、とてもためになっています。

Q:2010年、杉山さんはWOWOWテニス・スペシャルコメンテーターに就任し、解説する側に立つことになりました。錦織選手は解説される側に立つ訳ですが、イメージはわきますか?

錦織:いいえ、わかないですね。でもすごく聞きたいです。どういうコメントをされるのか、自分に助けになることももちろんあると思うので、それを聞くだけで何か得られるものがあると思うので、ぜひ聞いてみたいです。

■KEINISHIKORI.COMをご覧の皆様へ

錦織:いつもKEINISHIKORI.COMを見ていただいてありがとうございます。2010年から再びグランドスラムへの挑戦が始まります。グランドスラムでいい結果を残せるように全力でがんばります。応援よろしくお願いします。

錦織圭インタビュー完
 

2009.12.10 錦織圭インタビュー ~怪我の克服、そしてこれから~(3) 錦織圭インタビュー ■試合復帰に向けて

Q:どんなスケジュールで復活を目指していこうと思っていますか?

錦織:まだ目処が立っていないので、いつから始まるかとかはまだ全く考えていないんですが、徐々に大会のレベルを上げていきたいです。最初は緊張ももちろんあると思うのですが、ちょっとずつ試合に出て感覚を取り戻していけたらいいなと思います。

Q:プロテクトランキングを使っての復帰となりますが、来シーズンはどの辺までランキングを持って行きたいなという目標はありますか?

錦織:ある意味、今はもうゼロポイント。プロテクトランキングがあるにしても、ゼロからのスタートです。目標は100位以内を行きたいですし、プロテクトがかかっている時期にどれだけ成績を出せるかが重要になってくるので、なんとか頑張って上を目指して行きたいです。
あとは試合に早く慣れることが一番だと思います。自信をどれだけ取り戻せるか。緊張もあるかも知れないんですが、早く昔の自分に戻すためにも、100パーセント治らなくても90パーセントぐらいからでも試合に出て行って、そこから得るものもあるだろうし、少しずつやっていければなと思っています。
テニス自体は前と変わらずできているのでそこは心配はないんですが、周りのレベルも高くなっていると思うし、そこに自分がついて行けるようにこれから練習して頑張っていきたいと思います。

Q:全豪オープンについてはいかがですか?

錦織:今はまだ分からない状況です。治りも早いので、いい感じに来ていますので出られればいいなと思っています。全豪のサーフェスは好きなタイプですね。僕もスピン形なので、跳ねるコートは結構好きです。それよりも暑かったという方が印象に残っていますね。もし出場したら、テニスの試合自体が久しぶりなので、温かい目で見てもらいたいです。

錦織圭インタビュー(4)に続く…
 

2009.12.9 錦織圭インタビュー ~怪我の克服、そしてこれから~(2) ■リハビリからテニスのトレーニングへ

Q:最初に公式ボールで打った時の感触はいかがでしたか?

錦織:ずっとスポンジボールでやっていたので、最初すごく重いなっていうのがありました。腕の負担ももちろんありますし、不安がすごくあったので、最初は30パーセントのスイングで打っていました。

Q:ラケットを握る間隔がだいぶあきましたが、手術する前と今のプレーで違う点や違和感はありましたか?

錦織圭インタビュー 錦織:最初はそれが一番不安でした。これだけ長く時間があいたのも初めてだったので、テニスの感覚が鈍るのではないかとか、フォームを忘れてしまうのではないかとか、大げさに聞こえますけど、それぐらい不安がありました。でも、打ち始めると意外とすんなり入れましたし、前より安定しているかなと思います。

Q:右肘の状態はいかがですか?

錦織:だいたい6~7割ぐらいは回復していると思います。すでに公式のボールで打ちはじめて、バックはもう痛みもなく打てたのですがフォアーがなかなか打てなくて……。不安だったり痛みもあったのですが、やっとフォアーを打ち出しました。もう淡々と打ち出せるようになったので、今はポイントができるぐらいまでになりました。

Q:以前と比べて練習の前後のケアは変わりましたか?

錦織:前よりアップの量を多めにするようになりましたね。チューブで腕のウォームアップをしたり、練習後にはアイシングをして、たまにマッサージを受けるようにしたりしています。自分でもマッサージをするようにして、前よりは神経を使うようになっています。

Q:これからはどんなトレーニングをしていくのですか?

錦織:体の強さだったり柔軟性だったり、まだまだ足りないところはたくさんあるので、今はテニスよりもトレーニングで体を強くして試合に臨めるようにしていきたいです。腕自体は治ってきて、手術した軟骨の部分もどんどん回復しているようなので、なるべく早く試合モードに入れるように、どんどん不安を取り除いてトレーニングして行きたいと思います。

錦織圭インタビュー(3)に続く…
 

2009.12.8 錦織圭インタビュー ~怪我の克服、そしてこれから~(1) 錦織圭インタビュー ■怪我と向かい合った10カ月間

Q:怪我をしてからこれまでを教えてください。

錦織:今年1月の最初の大会で怪我をして、3月のデビスカップの後のインディアンウェルズ大会でまだ痛みがあったので、1度治すことにしました。その後、日本の病院で原因が分かって、8月に東京で軟骨除去の手術を受けたんです。入院は、3日くらいで意外と早かったですね。
ギブスして退院して、全く動かせない状態が1~2週間ぐらいあって、リハビリは曲げ伸ばしくらいから徐々に始めました。最初は全く動かなくて、曲げるだけでもすごく痛かったですね。手術の後1カ月ぐらいしてだんだんと動かせるようになって、曲げたり伸ばしたりはつい10月の終わりにできるようになりました。
テニスを始めたのは、10月に入ってからですね。スポンジボールから始めて、公式のノンプレッシャーボールを使ったりして、そのあと公式球でやっとちょっとずつ打ち始めました。

Q:ラケットを握れない時期の心境はいかがでしたか?

錦織:一番辛かったのはやっぱり手術前でしたね。手術が初めてだったので、それにすごい抵抗があって、決断するのにすごく時間がかかりました。回復に半年以上かかるのではないかとか、自分の体に穴をあけるということもあったので、その時期が一番辛かったです。

Q:ラケットを握るまでにどんなケアをしていましたか?

錦織:チューブでのトレーニングが多かったです。肩周りや肘のトレーニングや、10種目ぐらいの動きでウォームアップしたり。最近はベンチプレスや機械を使ったトレーニングもできるようになりました。

Q:左手でボールを打ったビデオがブログに載っていましたね。

錦織:なるべくテニスの感覚をなくしたくなかったんです。左手でやるだけでも違うとコーチから言われていたので、小さな動きやテニスでしかない動きをせめて左手でもやっておくのも大事なことだと思いました。バックでも助かる部分はありましたね。左手を主に使うので、バックにつながる練習にもなりました。この怪我の機会を使って強くなれたと思います。

Q:怪我から学んだこととかはありますか?

錦織:こんなに休んだことは初めてでした。半年以上テニスをやっていなかったので、気持ちのアップダウンだったり、今まででは経験しなかったような辛さだったりがありましたから、その分これからのテニスに役立てるかなと思います。
それに、トレーニング面を一から見直せました。今までは、体幹が弱かったり、腕を怪我したのも体全体で打ててなかったからというのがあったので、そこを一から見直せたというのはよかったと思います。

錦織圭インタビュー(2)に続く…